主な犯歴
疑惑 : 小泉内閣アンケートメール送信 (2001.7)
メルアド企画の存在が知られるきっかけになった一件である。奥田氏は本件に対する関与を否定しているが、別掲記事 にあるように、奥田氏の関与を疑わせる状況証拠もあるので、「疑惑」として掲載する。
これは、以下のような文面で、後の spam と違って HTML メールではなかった。
> 小泉内閣 支持・不支持 緊急アンケート
>
> お忙しいところ、ご迷惑をおかけしますが、
> 下のURLをクリックして、アンケートにご協力お願いいたします。
>
> http://211.9.37.210/koizumi/koizumi_an.asp?id=XXXXXXなお、このメールについては、上記 URL にアクセスするとトロイの木馬がインストールされたという未確認情報もある。また、メールアドレスごとに ID を付与し、どの ID がクリックされたかを確認できるようにすることでアドレス生存確認を行うという、凝った手口を用いている点も注目される。
犯歴 I : 「抽選券メール」spam (2001.11)
メルアド企画が記した公式犯歴の第一弾である。これは「現金で 10 万円が当たる抽選券」という内容で、後のように「世論調査」を前面に押し出したものではなかった。反 spam 活動家の間で一挙に注目が高まったきっかけは、これである。
この時点では「メルアド企画」ではなく「メルアドコーポレーション」と名乗っていた。Web サイト上には件数別・広告料金表の存在が確認されており、スパム送信業を営んでいたものと推察された。
また、spam 送信先は個人だけでなく、海外のものを含む多数のメーリングリストにも及んでいる。これは、Google で検索すると多数が晒されているのを確認できる。
この時点でのメール送信は、東京めたりっく通信から行われていた。しかし、spam 行為がたたったのか、メルアド企画は東京めたりっく通信の回線をあぼーんされた模様である。
犯歴 II : 企業バナー盗用 (2001.11-2002.3)
この「抽選券」には、「10 万円」の原資を提供するスポンサーが必要と考えるのは当然である。そして、「メルアドコーポレーション (後のメルアド企画)」の Web サイト上には、全部で 100 社以上にのぼる有名企業のバナー広告が当該企業に無断で掲載されていた。
これについては、2002 年に入ってから反 spam 活動家諸氏によって各社に通報がなされ、当該企業各社からの抗議や、不正競争防止法違反での刑事告発といった勇気ある行動により、2002 年 3 月末には、バナーの全面撤去に至る。
現在も掲載されているバナーは「日本生体電気・鶯谷研究室」のものだけだが、これはメルアド企画を主宰する、奥田氏・本人が運営しているものである。犯歴 III : 社会問題便乗 spam (2002.3-2002.5)
そして、一挙に反メルアド企画の動きを加速するきっかけになったのが、「鈴木宗男」「辻本清美」を題材とした「社会問題アンケート」spam 送信である。この時点で「メルアド企画」という名称が登場している。また、ISP は bit-drive に変更された。
特に問題視されたのは、社会問題に対する「意見」の投稿や世論調査への投票に際してメールアドレスの入力が必要な点で、これが「メールアドレス収集のためのトラップ」とする見方の有力な根拠となっている。現在ではさらに「居住地域」や「性別」の情報も求められる。
こうした情報をメールアドレスと併用し、しかもフリーメールを排除することで、メルアド企画は「より高品質なアドレス一覧」の作成を目論んでいるものと推定される。この頃から、メルアド企画の Web サイト上には「SPAM 問題」というページが新設され、反 spam 活動家に対する「反論になっていない反論」が掲載されるようになった。
たとえば「HTML メール送信で批判されたので、今後はテキスト形式に改める」というものがあるが、「spam = HTML メール」ではない。また、反 spam 掲示板の無断引用も行っていたその一方、広告料金表へのリンクが消え、「広告サイト」から「正義の世論調査サイト」へのイメージ転換を図っている。「世直し平成の水戸黄門」という名称が押し出されたのも、この時期からである。
なお、4 月下旬から P.O.P.japan (public opinion poll of japan) と改称しているが、本稿では通りの良い「メルアド企画」で通す。
この改称と同じ時期に、新たに掲載された「広告料金表」が発見されたが、発見されたことが知られた途端に再び削除された。犯歴 IV : 会員数詐称疑惑 (2002.3-2002.4)
過去にメルアド企画の Web サイト上では「会員数 180 万人」と掲載されていたが、後に、いきなり「49,000 人」に急減する。札幌市の人口にも匹敵しようかという、残りの 175 万 1,000 人は、いったいどこに消えたのだろう ?
後に、「以前から世直しの会を運営しており、会員が 100 万人いる」という支離滅裂な言い訳が登場している。そんな多数の会員を擁する組織が実在するのであれば、どうしてそれが、世間で何の話題にもならないのだろうか ?
犯歴 V : 逆切れ spam 大量送信 (2002.4-2002.5)
いろいろ抵抗しても、一向に収まらない反メルアド企画の動きと、接続先 ISP である bit-drive への相次ぐ通報に業を煮やしたのか、メルアド企画は連休突入と相前後して、大量の spam 送信と、各地の掲示板に対する同内容の無差別投稿を開始した。
このうち、無差別投稿では OTD や Mozy の無料掲示板が多数、ターゲットにされたことが確認されている。結局、この大量送信が原因となって、メルアド企画は連休明けに bit-drive の回線をあぼーんされる結果となる。
犯歴 VI : 規約違反の広告掲載 (2002.5)
bit-drive 回線をあぼーんされた後、メルアド企画は Yahoo! BB の回線を使用して復活した。ただし、このサービスは動的 IP アドレス割り当てを行うため、動的に IP アドレスを割り当てられる Web サーバ自身が DNS サーバを兼ね、自演名前解決を行うというアクロバティックな運用を行っていた。
その Yahoo! BB の会員規約には「広告に類するコンテンツの掲載禁止」という条項があるが、依然としてメルアド企画の Web サイト上には「日本生体電気」の広告が掲載されているので、これは規約違反の可能性が高いと考えられた。
また、メールアドレスや居住地域の情報を入力させてアンケートを行うメルアド企画のシステムは、「個人情報収集禁止」条項にも抵触する可能性があっただろう。犯歴 VII : 各地の BBS における自作自演 (2002.4-2002.5)
その Yahoo! BB におけるサイト復活が知られたのは、「迷惑メール撲滅私的調査会」の BBS における発言がきっかけである。しかし、問題の投稿は同 BBS 常連のコテハンをもじった怪しげな名称でなされており、これはメルアド企画による自作自演という可能性が高いと考えられている。
また、「2 ちゃんねる」等においても、自分で自己弁護の投稿を行い、その直後に賛成のレスを返すなど、露骨な自作自演が目立つ。挙句の果てには、自ら「2 ちゃんねる」に投稿した自作自演発言を直後の自らのサイト上に転載し、「感動いたしました」などと書いている。
犯歴 VIII : 「不正アクセス事件」の捏造 (2002.5)
Yahoo! BB におけるサイト復活後、DNS レコード登録までの間は、IP アドレス直打ちによるアクセスしかできなかった。当然、2 ちゃんねらや反 spam 活動家はヲチを継続したが、メルアド企画はヲチを行ったリモートホストの IP アドレス、ISP 名 (あるいは組織名)、アクセス日時を自己のサイト上で、「不正アクセス者」「サイバーテロリスト」として公表するという暴挙に出た。
Web サイトをブラウズしただけで「不正アクセス」といわないのは、当然のことである。しかも、ISP や組織名を晒して「不正アクセス者」として公表したことは、名誉毀損とのそしりを免れ得ない。
また、かねてからメルアド企画が主張していた「不正侵入」や「サーバーへの攻撃」についてだが、Yahoo! BB に接続されていた「www.melad.jp」サーバは、2002.7.19 にポート閉鎖に遭う直前の段階で、ポート 53 (DNS)、80 (HTTP)、443 (SSL) しか開いていなかったことが確認されている。
すなわち、ポート 21 (FTP)、137/138/139 (NBT)、445 (Microsoft-DS) といった、コンテンツ改ざんや不正侵入に多用されるサービスが利用できなかったということであり、「不正侵入」を主張する根拠がない。存在しないドアを蹴破って侵入することはできない。犯歴 IX : 社会問題便乗 spam (2002.6-2002.7)
(偽りの) spam 休止宣言から 2 ヶ月あまり。そろそろホトボリも冷めたと思ったのか、メルアド企画は spam 行為を再開した。今回のお題は「田中康夫」と「石原慎太郎」である。
前回と同様、全国ネットで話題になっているネタを使ってメールアドレス収集への誘蛾灯としただけでなく、spam でフィーチャーした話題を、支持率の高低と関係なく「世論調査」の最上位にランクするという恣意的なデータ操作は、このサイトの存在そのものが欺騙に満ちているということを立証している。
なお、今次の spam 送信に用いられた Interlink の回線は、2002.7.17 の夜にあぼーんされ、利用不能に陥った。この時点で、DNS の MX レコードには Yahoo! BB の回線に接続されたホストも載っていたが、このホストは SMTP 用のポート 25 を開けていないという、極めてトンチンカンな運用がなされていた。
犯歴 X : 懸賞金を餌にした個人情報収集 (2002.7)
(偽りの) spam 休止宣言以後も監視活動を継続していた、当サイト管理人の個人情報を入手するため、メルアド企画は不埒にも「懸賞金」をかけて、個人情報のタレコミを要求するという挙に出た。
当初、当サイト管理人ならびに当サイト BBS の常連さんに対して、一律に「10 万円」がかけられたが、後に「20 万円」に増額。また、当サイトより以前から活動してきた、いわゆる「壁」の管理人氏については、「50 万円の懸賞金」がかけられた。後に、当サイト BBS の常連さんについては「10 万円」に減額され、管理人のみ「20 万円」、さらには「50 万円」と増額された。
実際に情報を提供するものが存在するとは考えられない。現に、懸賞金の増額がなされたこと自体、有意な情報のタレコミがなかったことを示唆している。
しかし、成果の有無は別にして、かような行動に出ること自体が看過しがたい。しかも、懸賞金受け取りのために送信者が銀行口座の番号を送信することを期待しているのだとすれば、これは新手の個人情報収集トラップである。
犯歴 XI : 見境のない誹謗中傷 (2002.7)
7.17 に Interlink の回線があぼーんされた後、メルアド企画は Interlink へのアピールを行ったあいら氏を対象にして、個人情報晒しに加え、あいら氏が各種の「攻撃」の犯人であるとして、「公開質問状」ページで凄まじい誹謗中傷を展開した。
たとえば、メルアド企画は以前から「反 spam 活動家が自分でアドレスを登録し、それで受信したメルアド企画のメールを spam だといって騒ぐ自作自演を行っている」、あるいは「反 spam 活動家がメルアド企画の名を騙って spam を送信している」と主張していた。
しかし、「自作自演登録」の証拠として提示したものには何の根拠もなかったし、後者については melad.jp ドメインの MX レコードに登録されたホストからの送信であることがヘッダから明確になっているので、どちらにしても単なる言いがかりである。つまり、メルアド企画は自らの行状を反 spam 活動家のせいにした上で、それをネタにした誹謗中傷を大々的に展開したわけだ。あまりの見境のなさには言葉を失う。
主犯
この「メルアド企画 (P.O.P. Japan と改称)」の首謀者は「奥田 一實 (おくだ かずみ)」なる人物で、WhoIs データベースによる所在地情報は、以下のとおり。WhoIs データベースでは「奥田 弥生」という名前が出てくるが、実体は「奥田 一實」の単独犯と考えられている。
メルアド企画の所在地 :
〒110-0015
東京都台東区東上野 3-28-4 上野スカイハイツ 703
TEL/FAX : 03-5818-1083
概略の場所はこちら当サイトのスタンス
メルアド企画をめぐる一連の事件の特徴は、接する人それぞれによって、怒りを覚えた部分が異なるという点にある。それらは大きく分けると「spam 送信」「企業バナー無断使用」「世論調査そのもの」に分類できるが、当サイトとしては、「世論調査を餌にしたメールアドレス収集」を、もっとも問題視している。
詳細はこちらの記事で書いてあるが、そもそも世論調査というだけなら人畜無害だ。勝手にやっていればよい。(日をまたげば、一人が何回もクリックできるので、実効性のある調査になっていない点は御愛嬌だ)問題は、その「世論調査」と「メールアドレス収集」が融合し、昨今の世情に対して「一言いいたい」という心情につけ込んだのか、投票・投稿に際してメールアドレスの入力を要求している点にある。
メールアドレスなんていうものは、一人でいくつも取得できるし、取得に際して制約が生じるものでもないから、本人認証の手段としては極めて不完全なものだ。メルアド企画はフリーメールを排除しているが、それは特定のドメインを刎ねているだけだから、認証手段としての実効性の程は疑わしい。
となると、メールアドレスによる "認証" にこだわっているのは、世論調査を隠れ蓑にしてメールアドレスを収集するのが真の目的である、という可能性が極めて高い。このことは、過去に発見された「メール広告料金表」の存在によっても裏付けられている。
しかも、表向きは「世直し平成の水戸黄門」「正義の世論調査」などと称している。その「世論調査」に登場する話題は興味本位・かつ一方的な設問が多く、おまけに出現順位に恣意的な操作が見られる。この、裏表の落差が激しい欺瞞性こそ、当サイトがもっとも糾弾したいところだ。とはいえ、メルアド企画にとっては、自分のサイトの存在を告知しない限り、有意な "投票" が集まる可能性が低いので、そこに spam 送信による宣伝行為が介在する必然性が生まれる。そこで、当サイトではメルアド企画の動向を逐一ウォッチし、多少なりとも圧力をかけることを運営目的とする。